就職するとまずは希望の配属先調査がありますよね。
やりたい事が明確になっている人は別として、だいたいの方はどこが良いのか悪いのか迷うのではないでしょうか?
臨床経験6年~半年間看護師バイトで生活~産業保健師へ転職した筆者が
・『新人のうちにここを押さえておくべきだった。』
・看護師のアルバイトや転職活動をしてみて『ここも経験しておけば良かった。』と
後悔したことを元に経験しておくべきおすすめの病棟をお伝えします。
最初が肝心?新人看護師さんにおすすめの病棟とは?
ここでは、新人さんにおすすめな病棟について解説していきます。人それぞれによって相性がありますが、今からご紹介する科は他の人よりも経験を効率的に積むことができるので、早い段階で経験持ちに慣れて、後々働きやすくなるメリットがあります。
1.消化器内科・外科
身体の大半を占めている臓器は消化器であり、一般的な疾患や病態を学ぶことが出来ます。
内科と外科の病棟が分かれているところと混合のところ、病院によって異なります。
内科のメリット
長期的に患者さんやご家族と関わることができ、信頼関係構築がしやすいこと。
長期入院でターミナルケアも多いため精神的な疲労もありますが、その中で気づけることやそこでしか学べないことも多い。
私も初めての配属先は消化器内科でした。
一般的に耳にする検査や治療など一通りの経験が出来て勉強になり、今でもその知識が役に立っています。
OPE前・出しから術後創部の管理、離床、検査、疼痛コントロールなど日々のイベントが多いですが、
そこで対応出来るようになれればどこへ異動しても大丈夫といった看護師としての自信に繋がります。
入院→OPE→回復期→退院と展開が早く、長期入院が内科ほどいないので精神的に気持ちを切り替えられやすいのも良さのひとつ。
2.循環器科
第一に心電図が詳しく学べる。これは看護師としてとても強みになります。
心電図を読むのは難しいですし、アセスメントも大変そう..。と敬遠されがちな循環器科ですが、経験出来る時にしっかりと学べば必ず力と自信に繋がります。
心電図の波形だったり血圧コントロール、IN-OUTバランス管理はどの疾患のアセスメントにおいてもとても重要な知識です。
退職し、看護師のアルバイトや転職をしてみて分かったことは心電図の取り扱い、ある程度の波形を読むことが出来ると仕事の選択肢が広がるということ。
看護師のアルバイトでは必須経験として心電図対応としているところも多く、健診のアルバイトや現職の保健師でも心電図の波形を確認する機会が多々あります。
私は心電図を読む自信がないため、循環器でしっかり学べば良かったなと後悔しています。
3.OPE室
新人さんでOPE室は意外かもしれませんが、その理由は『もし、臨床経験が浅いまま転職するとしてもOPE室経験があると転職先の候補が広がる』ということです。
例を上げると、美容外科はOPE室経験者が優遇されOPEナースの方がお給料も上がります。
なので、短期間でもOPE室を経験していると転職やアルバイトの選択肢が増えるのがメリット。
一番は病棟とOPE室の両方の経験があることです。退職しても困りません。
【番外編】入職後…臨床のうちに経験しておくと転職に有利な病棟とは?
ここでは新人でなくとも臨床のうちに経験しておくことによって、後々役に立つ科をご紹介していきます。有利な病棟になりますので、経験を積んでみましょう!
1.透析室
透析室は夜勤がないので、夜勤が苦手な方や子育て中の方には働きやすい環境。
精密機械の管理や透析中に急変する患者さんの対応もあるため緊張感のある現場ですが、ここを経験しておくと
透析クリニックのアルバイトや転職が可能になります。
透析クリニックはまず経験者必須です。また、年齢を重ねても働きやすい環境なので一度経験しておくと今後転職がしやすいです。
2.内視鏡室
透析室同様、専門的なところですが経験しておくと転職やアルバイトの選択肢が増えます。
専門的な技術が必要なことから、場所によっては内視鏡看護師手当もあります。
求人で『内視鏡看護師募集』や消化器、健診のクリニックなどで『内視鏡経験あると尚良』といった文言をよく目にします。
まとめ
独自目線でご紹介しましたが、紹介していない科でもどこを経験しても損はありません。
ただ、退職して感じたことは『先のことを考えて色んな領域を経験しておけば良かった』ということでした。
看護師という専門職だからこそ、若いうちに沢山の知識や技術をしっかり身につけておくとライフスタイルが変化しても働きやすいです。
また、そこでどれだけ自分が興味を持って一生懸命学べるかということも大切ですので今回の内容をご参考までに配属先に悩まれている方の一助になれば幸いです。
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