産業保健師へ転職したいけど、倍率高いしどうしたら有利に転職出来るのかな?何かしら資格を持っていた方がいいのでは?とお考えの方もいるのではないでしょうか。
確かに、産業保健の転職は狭き門で経験者が優遇される世界なので履歴書さえ通るのが難しい現状です。
ではどうしたらいいのか…?
やはり産業保健師に役立つ資格を取得しておくことがベストです。
私は現役産業保健師で、もともと未経験からの転職に成功しました。
長く大変だった転職活動の経験から、この資格を持っておいた方が絶対受かりやすい!と実感した資格3つとその理由についてご紹介していきます。
また、その資格はどのくらい必要なのかを星4つでお伝えしていきますね。
未経験者の方はいかに最初の履歴書でアピール出来るかが勝負ですよ。
衛生管理者資格 必要度:★★★★
産業保健師への転職をお考えであればこの資格は必ず取得しておきましょう。
労働者の健康保持、就業環境の安全や衛生改善の為、会社は従業員の配置人数によって衛生管理者を配置しなければならない。ということが「労働安全衛生法」において定められています。
職場において労働者の健康障害を防止するため、常時50人以上の労働者を使用する事業者は、その事業場専属の衛生管理者を選任しなければなりません。
厚生労働省HPより
衛生管理者は医療職でなくとも一定条件を満たし試験に合格すれば誰でも取得出来るものですが、保健師は無試験で衛生管理者一種が取得することが出来ます。
衛生管理者には一種と二種があります。 一種と二種の違いは衛生管理できる対象者が異なるということ。 一種は全ての業務に従事する対象者においても衛生管理が行えますが、二種は管理出来る対象者が限られています。なので、一種の方がどの職場でも使える資格です。
産業保健師へ転職後はいづれ必ず必須の資格なので、転職する前に衛生管理者の意味をきちんと把握し事前に申請をして履歴書でアピールする必要があります。
メンタルヘルス系の資格 必要度:★★☆☆
産業保健で中心業務となってくるのは従業員へのメンタル対応です。
メンタルヘルスの知識があると即戦力としてポイントが高いので、下記の資格を持っておくと好印象ですよ。
メンタルヘルスに関わる民間資格
- 産業カウンセラー
一般社団法人 日本産業カウンセラー協会が認定する資格です。
心理的手法を用いて職場のメンタルヘルス支援やキャリアの自己実現に向かって自ら解決出来るよう心理的な支援を目的としたもの。
試験条件:協会の講習を修了もしくは大学院で所定の項目を専攻した人が対象となります。
- ケアストレスカウンセラー
内閣府承認 一般財団法人職業技能振興会が認定する資格です。
メンタルヘルスの基礎知識、ケア方法の取得、ストレスマネジメントの知識習得を目的としたもの。
試験条件:独学もしくは講座で勉強した人。
- ストレスチェックコンサルタント
一般社団法人 全国心理業連合会が認定する資格です。
ストレスチェックは2015年から各企業の義務となりました。
毎年行うストレスチェックは実施だけではなく集計や分析まで専門的知識が必要となります。
その為、コンサルタントはストレスチェックの一連の流れを理解し効果的に実施できるようなサポートをするための資格です。
ストレスが高い対象には医療職の介入が必要になるのでこちらもしっかり理解しておく必要があります。
試験条件:協会の講習を受けた人が対象。
上記資格を保有している人は間違いなく有利ですが、それぞれ民間資格でありメンタルヘルスは実務経験がある方が重要視されます。 なので、面接の時(特に産業未経験者)はその資格を実務にどう活かしていけるのか自分なりの考えを話せることが大切です。
MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト) 必要度:★★★☆
マイクロソフト社が認定するマイクロオフィス(ビジネスで使用するアプリのこと。例:Excel、PowerPoint、Wordなど)のスキルを証明する国際資格のことです。
産業保健師は記録、集計、分析、資料作りなど日ごろからExcelやPowerPoint、Wordを使いこなさなくてはいけません。
なので、現場でPCが使える人はとても重宝されています。
面接でもどの程度使いこなせるのか聞かれることも多く、採用する側も必ず気にするポイントですのでMOS資格を持っているというのはとても高評価になります。
また、実務でとても役立つので取得して損はありません。
MOS資格には一般レベルのスペシャリストと上級者レベルのエキスパートがありますが、一般のスペシャリストで十分です。
本屋さんなどで教材を購入し自己学習する。もしくはスクールに通い学習して定期的に行っている試験を受験する流れとなります。
未経験の場合は資格を持つだけだと転職が難しいのが現実…
資格を持つことはあなたにとって間違いなくプラスになり武器となりとなります。
しかし、産業保健師の採用人数は1人や2人などとても狭き門で応募する中には経験を積んだベテランさんもいるので、その中で未経験者が勝つにはいかに自分の強みを表現できるかが鍵となってきます。
ですが、面接ウケが良い自分の強みを1人で考えるのは大変ですし面接でどう表現したらいいのか悩みますよね…。
なので、競争相手に勝つにはプロ(エージェント)に介入してもらい客観的な視点から自分の強みを見出してもらうのが一番確実な方法です。
エージェントは履歴書や面接対策をしっかりサポートしてくれますし、場合によっては面接に同席してくれるのでとても心強いです。むやみに一人でやるより絶対効率が良いですし未経験者は登録しない手はありません。
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まとめ
いかがでしたでしょうか。
衛生管理者・メンタルヘルスに関与する資格・MOSは転職活動で有利に働く資格です。
その中でも衛生管理者は保健師資格を持っていれば申請だけで取得出来るので必ず持っておきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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